ID連携がリピート率向上のカギ!効果的な理由や導入事例を紹介
ECサイトなどでSNSを活用したID連携システムを導入すると、サービス固有のログイン情報ではなくユーザが普段使用しているSNSアカウントでログインできるため、リピート率の向上が期待できます。この記事では、なぜID連携によってリピート率向上を目指せるのか、という理由や実際の導入事例を紹介します。オンラインサービスの顧客離れにお悩みの担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
- ID連携とは
- ID連携はリピート率向上に効果的
- ID連携によりリピート率が向上する理由
- ID連携を導入した事例
- ID連携でリピート率向上を目指すならLoghyがおすすめ
- リピート率向上を目指すならID連携の導入がおすすめ
ID連携とは

ID連携を利用すると、特定のSNSアカウントを入力するだけで異なるサービスへのログインが可能になります。サービスごとにIDやパスワードを入力せずとも連携できるので、ユーザにとってはとても便利な機能と言えます。さらにID連携は実装する企業にも多くのメリットをもたらします。ここでは、ID連携によりできることや特徴について解説します。
会員登録時に連携するアカウント情報が反映される
自社が提供するサービスの会員登録時にユーザがID連携を選択すると、選んだアカウントに登録している情報が登録フォームに反映されます。会員登録する際には通常、氏名やメールアドレスなどを入力しなければならず、面倒に感じるユーザは少なくありません。
中には、誤入力を繰り返すうちに登録自体を諦めてしまうケースもあります。ID連携によってユーザの登録時の手間を大幅に減らせれば、新規会員が獲得しやすくなるでしょう。
オートログインができる
ID連携による会員登録が済んでいれば、2度目以降のログインは、「〇〇(連携する媒体名)でログイン」をタップするだけです。IDやパスワードを手入力する必要はなく、簡単にログインできます。
過去にオンラインサービスへのログインが面倒で利用を諦めたことがある、と回答した人の割合は51.1%でした(インキュデータ調べ)。オートログインにより、ログインの煩雑さを削減できれば、リピート率向上につながります。
自社データと紐付けできる
ID連携のメリットは、ログイン時の利便性向上だけではありません。連携したアカウントのユーザIDと企業が保有するデータを紐付けて、マーケティングなどに活用することも可能です。
例えば、LINEの「自動友だち追加機能」を使うと、企業アカウントを友だちに追加してもらえます。これにより、LINEのIDと自社が保有するデータを紐付けられ、特定のユーザに向けてLINEメッセージを配信するといったことが可能になります。
ID連携によりリピート率が向上する理由

ID連携を利用することで、ユーザにとっては利便性が高まり、企業にとってはオンラインサービスの利用回数の増加が期待できます。ユーザ、企業の双方にとってメリットがある機能といえるでしょう。ここでは、なぜID連携がリピート率向上につながるのか、その理由について詳しく解説します。
再ログインに手間がかからない
通常のログインの場合、IDやパスワードを忘れていたり、誤入力したりすることによりスムーズにログインできない場合があります。実際、インキュデータによる「20代~80代1800人へのアンケート」では、半数以上が「ログインが面倒でサービス利用を諦めた経験がある」と回答しています。
それほどまでに、ログイン作業がサービス利用のネックとなっている人が多いのが現状です。ID連携を利用すれば、「〇〇(連携する媒体名)でログイン」をタップするだけで簡単に再ログインができます。ログインに煩雑さがなくなれば、ユーザがサービスを訪れる頻度が高まり、利用回数も増えるでしょう。
ID連携を導入した事例

ID連携は便利な機能で、ユーザにもサービスを提供する企業にも大きなメリットをもたらします。ここでは、ID連携を活用している企業の実例を紹介しますので、参考にしてください。
RyuRyumall(リュリュモール)
通信販売大手のベルーナが運営する、会員制レディースファッション通販サイト「RyuRyumall(リュリュモール)」は、ユーザが感じるログイン時のストレスを軽減するために、2021年10月よりID連携を導入しました。導入にあたってはインキュデータ社のID連携サービス「Loghy(ロギー)」を利用することで、自社負担を軽減しています。これにより、ユーザは使い慣れているIDを活用して、楽に会員登録できるようになりました。
また、LINEの「自動友だち追加機能」を導入し、ユーザが新規会員登録する際にリュリュモールの公式LINEアカウントを友だちとして追加するよう促します。これにより、ユーザのLINEIDと自社の顧客データを紐付けしたマーケティングを行っています。
GMOクラウドEC パッケージEC
GMOシステムコンサルティングのECサイト構築パッケージである「GMOクラウドEC パッケージEC」は、インキュデータ社のID連携サービス「Loghy」の機能を相互連携しているパートナーです。
これにより、ECサイト運営者は低コストかつ短期間でID連携を実装できます。ECサイトの新規会員登録がしやすくなり、サービスのリピート率向上が期待できるのは、大きなメリットでしょう。
ID連携を導入するなら「Loghy」がおすすめ

ID連携を実装する方法には、大きく「独自開発」と「クラウドサービスを利用する」の2つの方法があります。独自開発をする場合、まず開発体制や費用の問題をクリアしなければならない上、連携する媒体それぞれに利用申請を行い、連携先の仕様変更に都度対応する必要があるなど、導入・運用面でもかなり手間がかかります。自社でそこまでの費用・リソースをかけられない場合は、月額料金制で利用できるクラウドサービスがおすすめです。ここでは、ID連携を実装するクラウドサービス「Loghy」について解説します。
7つのIDと連携可能
LoghyはLINE、Yahoo!、Twitter、Facebook、Google、Apple、TikTokの7つのサービスに対応しています。
ターゲットが特定の媒体のユーザのみであれば、その媒体とだけ連携するのでも問題ないでしょう。しかし、幅広い人に自社サービスを利用してほしいのであれば、連携する媒体数は多いほうが目的を達成できます。
特に、インキュデータによる「20代~80代1800人へのアンケート」によると、一番よく使う媒体として、LINE、Yahoo!、Twitter、Google、Facebook、Appleを挙げた人の割合のみで98.9%に達しました。したがって、この6つに合わせ、TikTokとも連携できるようにしておけば、ほぼ全てのユーザに対応できるでしょう。
自社の運用工程を削減する
自社で複数の媒体に対応しようとする場合、それぞれ別個に利用申請を行い、仕様書を手に入れ導入や管理をしなければなりません。Loghyを実装すれば、それぞれの媒体とサービスをつなぐHUBとなるため、自社の手間や工数を大幅に削減できます。
また、それぞれの媒体は不定期かつ頻繁に仕様変更を行います。Loghyを実装すればインキュデータ社が仕様変更に対応するため、導入後も基本的に余計な手を煩わせる必要はありません。
サポートが充実している
Loghyは、利用申請のための手引や日本語による仕様書を、導入企業に向けて無償配布しています。これは、独自開発では手に入らないものであり、サービスを利用する大きなメリットです。海外に本社があるサービスでは、仕様書が英語である場合もあります。分かりやすい日本語の仕様書が手に入れば、初めてID連携を導入する企業でも安心です。
リピート率向上を目指すなら「Loghy」がおすすめ

オンラインサービスでリピート率が伸び悩んでいる場合、会員登録やログインが難しいという問題を抱えているかもしれません。こういった場合は、ID連携により会員登録やログインの手間を削減することで、サービスの利用率向上が期待できます。
ID連携を導入したいのであれば、Loghyがおすすめです。Loghyは低コストで充実したサポートを提供します。リピート率を上げたい企業は、ぜひ導入を検討してみてください。
インキュデータ株式会社

- コラム編集チーム
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