コロナ禍でオンラインサービスの利用が拡大。膨大なデータをビジネスに活用するには?
1stパーティデータソーシャルログインマーケティング顧客データ2022/6/21
2020年初めから感染が広がったコロナウイルスですが、私たちの社会や経済に大きな変化をもたらしました。私たちにとって当たり前が変化した「ニューノーマル」な社会になりましたが、最も大きかった変化は生活のあらゆる場面におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)だと言えるでしょう。
この記事では、コロナ禍の影響による私たちの新しい生活様式とニューノーマル時代のデータ活用のあり方について解説していきます。
コロナ禍による社会・経済の変化

①生活様式の変化
コロナによって私たちはライフスタイルや働き方などの急激な変化を余儀なくされました。
これまで私たちにとってリアル(対面)の世界が中心で、そこで繋がっていた人がたまにデジタルで繋がるという世界観でしたが、現在ではデジタルで常に繋がっている人がたまにリアルの場で接点を持つという現実の世界観のシフトが起こりました。
感染対策を目的とした外出自粛は、私たちの生活様式に大きな影響を与えることになりましたが、このような変化はコロナによって急加速したということができます。
②働き方の変化
新型コロナウイルス感染対策のためテレワークが社会全体に広まり、働き方改革が推進されました。ITを活用して時間や場所の制約を受けずに柔軟に働くことが可能になり、労働スタイルに大きな変化が起こりました。都市から地方への人材の流入は一つの例として挙げられます。どこでも働けるようになると、都会に住むコストや人が多いことによるストレスから、地方の魅力が見直されることになりました。また混雑緩和のためのフレックス制度の導入によって、労働者の労働時間にも変化があり、全体として労働時間が短くなることにつながりました。
③消費の変化について
度重なる緊急事態宣言による外出自粛の影響から、外出型消費の減少と巣ごもり消費の増加が起こりました。具体的には家計が旅行や外食、交通に充てる費用が減少し、インターネットを利用した支出が増加しました。
デジタルでの消費は非接触、非対面による活動が実現可能なため需要が高まり、実際の店舗に行かずにインターネットだけで商品を買う人の割合は2021年時点で全体のほぼ半数にまで登りました。
コロナ流行に伴い、オンラインサービスの利用が大きく拡大
出典:「令和3年版情報通信白書」(総務省)https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd242120.html
テレワークやオンライン授業の拡大に加え、外出自粛による巣ごもり消費の増加によってオンラインサービスの利用率が2020年以降大きく向上しました。
データによると、メールの送受信や検索、SNS利用、ショッピング、オンラインゲームなどインターネットの利用全般について、全体で83.4%の人が利用しているという結果が出ました。
出典:「家計消費状況調査」(総務省統計局・2021年)
https://www.stat.go.jp/data/joukyou/12.html
また、インターネットショッピングの利用率が拡大し、その割合は全体の半数弱にまで増えています。
コロナ前ではお店まで足を運んで買い物をするというのが一般的でしたが、今ではネットショッピングやデリバリーの利用は当たり前になってきていますね。
私たちは生活の多くを利便性が高いオンラインで過ごすようになり、インターネットとともに人と繋がり、生きていくというように生活環境が大きく変化してきました。
オンラインサービス利用拡大に伴い、企業は大量の顧客データを収集可能に

インターネットの利用がさらに拡大したことにより、企業は顧客の購買履歴や行動履歴など大量のデータを収集できるようになりました。
ビッグデータの時代とも言われていますが、データの収集や分析は現状の把握や新たなビジネスチャンスの発掘につながり、業務の効率化や売り上げの向上など企業の発展のためには不可欠です。
収集したデータを活用することで企業はユーザー行動の傾向を数値化して把握することが可能になり、マーケティング施策へとつなげることで顧客に対してより効果的にアプローチしていくことが可能になります。
また、近年では個人情報保護の背景からcookieの利用が見直されてきていて、第3者が発行する3rdパーティデータの規制が強化されています。
そのため、自社で収集する1stパーティーデータの重要性が非常に高まり、マーケティング活用へのカギになっています。
ニューノーマルな時代のマーケティングには1stパーティーデータの活用がカギとなる
ニューノーマルな現代ではオンラインサービスの利用拡大により大量のデータが収集可能になりました。企業にとって優れたマーケティング施策を打ち出すためにはいかにデータを活用するかが重要です。
また、3rdパーティデータの規制が強化されつつあるため、これからもますます1stパーティーデータの価値は高まっていくと予想されます。
データドリブンを実現するためには、1stパーティーデータの収集と活用を強化していきましょう。
1stパーティーデータを収集するなら、ソーシャルログイン「Loghy」がおすすめ

自社でデータを収集する必要性が高まっている現在では、企業にとってインターネット上での顧客との接点が重要になります。ソーシャルログインとはWebサイトのログイン画面にSNSボタンを設置することでワンタップでログインすることが可能になるソリューションです。ユーザーフレンドリーなWebサイトを構築できるので、ユーザーのサイト離脱率低下やログイン率の向上につなげることができます。
また、ソーシャルログインのLoghyを通してログインされた際には利用したSNSに紐づいているユーザー情報を収集することが可能です。具体的には名前や住所に加えてSNS IDを取得することができるようになります。
Loghyを通じて新しく収集した情報と購買履歴やサイト閲覧履歴などの既存のデータを統合することで、幅広い顧客情報をone to oneマーケティングへと活用することが可能です。
ソーシャルログイン[Loghy]を通じて1stパーティーデータを収集し、データ活用の時代を制しましょう。
インキュデータ株式会社

- コラム編集チーム
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