「Googleアカウントでログイン」を導入しよう!仕組みやメリットを解説
googleログインソーシャルログイン2022/5/23

Googleアカウントを利用したソーシャルログインを実装すれば、従来よりも便利なウェブサービスを構築できます。自社サービスに組み込みたいと検討しているものの、具体的な仕組みやメリットが分からない方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、Googleアカウントでログインする仕組みを紹介するとともに、導入するメリットや注意点を分かりやすく解説します。
※目次※
1.「Googleでログイン(Googleアカウントで参加)」の仕組みとは?
2.Googleアカウントでのログインを導入するメリット
3.Googleアカウントでのログインを導入する際の注意点
4.ソーシャルログインでよく利用されるSNSアカウントとは?
5.ソーシャルログインを導入するなら「Loghy」
6.ソーシャルログインはユーザと企業どちらにもメリットがある
「Googleでログイン(Googleアカウントで参加)」の仕組みとは?

多くのウェブサイトやサービスで見ることが増えたGoogleアカウントを利用したログインシステムを導入するために、あらかじめ大まかな仕組みを理解しましょう。ここでは、Googleアカウントでログインする仕組みとともに、実際に導入しているサービス事例を紹介します。
ソーシャルログインの一種
ウェブサイトで新規会員登録をする際に表示されることがある「Googleでログイン(Googleアカウントで参加)」は、ソーシャルログインの一種です。SNSのアカウントに登録した情報を利用することで、会員登録フォームに自動的に情報が反映されたり再ログインがタップ1回で済んだりと、簡単にできるようになります。
広い意味でシングルサインオン(Single Sign-On)とも呼ばれており、ひとつのアカウント情報で複数のサービスにログインが可能です。
ログインの仕組み
ソーシャルログインでは認証情報を連携するためのOpenID Connectが利用されています。一部のソーシャルプロバイダーではOAuthを利用した認可情報の連携方法を利用して実現している場合があります。
また、基本的なユーザーの情報をプラットフォームから取得する場合はAPIを利用する必要があります。細かなAPIの仕様は、各プラットフォームのデベロッパー情報を参照する必要があります。
「Googleでログイン(Googleアカウントで参加)」を導入しているサービス例
ソーシャルログインを実装したサービスは多数存在しますが、サービスによって利用できるSNSプラットフォームはさまざまです。
ビデオ会議システムで有名な「Zoom」ではGoogleとFacebook、オンラインストレージサービスの「Dropbox」ではGoogleとAppleを利用したソーシャルログインを実装しています。
また、フリマアプリの「メルカリ」では、Google・Facebook・Appleの3つのプラットフォームに対応しているのが特徴です。
Googleアカウントを使用したソーシャルログインを導入するメリット

「Googleでログイン(Googleアカウントで参加)」を導入することで、サービスを利用するユーザだけでなく、企業にとってもさまざまなメリットがあります。ここでは、Googleアカウントによるソーシャルログインを導入する具体的なメリットを紹介します。
ユーザに対するメリット
「Googleでログイン(Googleアカウントで参加)」のユーザにとってのメリットは主に以下の2つです。
・利便性の向上
・IDやパス紛失のリスク低減
新規会員登録をする際に、多くの入力項目を埋めることを煩わしいと感じる方もいるでしょう。Googleアカウントでログインすれば、メールアドレスや姓名といった情報を入力フォームに反映し入力項目を減らしてくれるため、ユーザの利便性は格段に向上します。
また、2回目以降はIDやパスワードを入力しなくてもタップ1回でログインできるため、IDやパス紛失のリスクだけでなく入力の手間も減らせます。
企業に対するメリット
「Googleでログイン(Googleアカウントで参加)」を導入することで企業が得られるメリットは以下の通りです。
・アクティブユーザの増加
・セキュリティ対策コストの削減
Googleアカウントに登録した情報を入力フォームに反映するため、ユーザは会員登録が楽になり、離脱率が減って会員登録者数も増えるでしょう。一度会員登録すれば、2回目以降はパスワードやIDを入力しなくてもタップ1回でログインできるようになるので、煩わしい手間がなくなりリピート率の向上が期待できます。
また、Googleアカウントによるログインは自社でIDやパスワードを管理せずに済むため、セキュリティ対策にかかるコストが削減できます。
Googleアカウントでのログインを導入する際の注意点

導入メリットの多い「Googleアカウントでログイン」にも、注意しなければならない点が存在します。メリットと同様、注意点も理解してから導入を検討しましょう。ここでは、導入前に知っておきたい注意点をピックアップして紹介します。
登録されている情報以外は取得できない
「Googleアカウントでログイン」を実装した場合、全てのプロファイル情報を取得できるわけではありません。Googleで取得できるユーザのプロファイル情報は以下の通りです。
・Google ID
・ユーザ名
・姓名(本名ではない場合、ニックネームを取得するケースもある)
・ユーザ画像URL
・メールアドレス
例えば、ECサイトでは発送先の住所が必要ですが、入力フォームには反映されないため、自身で入力してもらわなければなりません。
API仕様変更への対応が必要
Googleを含むソーシャルログインは、OpenID ConnectやOAuthの規格に合わせた実装が必要ですが、プラットフォームが独自に提供する情報を取得するにはAPIを利用する必要があります。そのため、APIの仕様変更があった際には、仕様に合わせたメンテナンスをしなければなりません。
場合によっては、プロファイル情報の取得エラーやログインエラーといった不具合が発生するため、注意しましょう。また、仕様変更の度合いによって改修する範囲も変わります。
専門知識とコストがかかる
ウェブサービスに「Googleアカウントでログイン」を実装する場合、OpenID ConnectやOAuth、トークン、Googleが提供するAPI、Google Cloud Platformの設定に関する専門知識が必須です。専任のエンジニアで開発する必要があるため、相応の開発コストがかかります。
また、APIの仕様変更に対応する改修コストも必要です。そのため、導入時だけでなく、運用時にもメンテナンスコストがかかります。
ソーシャルログインでよく利用されるSNSアカウントとは?
ソーシャルログインを導入する際は、ユーザの利用率が高いプラットフォームを選ぶことが重要です。インキュデータでは、ソーシャルログインを実際に利用している15歳から69歳までの男女を対象に、LINE・Yahoo! JAPAN・Twitter・Facebook・Google・Appleの中で最も利用しているSNSアカウントを調査しました。結果は以下の通りです。
・LINE(29.0%)
・Yahoo! JAPAN(22.8%)
・Google(22.3%)
・Twitter(13.8%)
・Facebook(8.3%)
・Apple(2.5%)
・その他(1.1%)
1位のLINEが29.0%、2位がYahoo! JAPANで22.8%、Googleは3位の22.3%という結果ですが、あまり大きな差はありません。ソーシャルログインを実装する場合、より多くのSNSプロバイダに対応することが重要といえるでしょう。
ソーシャルログインを導入するなら「Loghy」

ソーシャルログインをウェブサービスに実装すると、新規会員登録数やCVの向上が期待できます。しかし、自社開発のリソース不足や導入コストなど、さまざまな課題を抱えている企業も多いのではないでしょうか。
Loghy(ロギー)は、最新の仕様に対応したソーシャルログイン機能を手軽に導入できるSNS連携サービスです。導入を検討している方はお気軽にご相談ください。
複数のSNSアカウントに対応
Loghyは、Googleアカウント以外にも、LINE・Yahoo! JAPAN・Twitter・Facebook・Appleの計6つの SNSプロバイダに対応しているため、ユーザの取りこぼしがありません。ユーザの選択肢が増え、新規会員登録数の向上も期待できます。また、取得したデータを活用して、One to Oneマーケティングも展開できます。
最新の仕様変更にも対応
ソーシャルログインを自社開発する場合、不定期かつ頻繁にあるSNSプロバイダのAPI仕様変更に対応しなければなりません。そのため、エンジニアを常駐させる必要がありますが、リソース不足やコストの増大といった理由により難しいケースもあるでしょう。
最新の仕様変更にはLoghyが対応するため、自社のリソースを割くことなくソーシャルログインを利用できます。
手軽な価格で簡単に導入できる
ソーシャルログインを実装するには、専門のエンジニアを確保して自社開発するなど、多くのコストがかかります。そのため、なかなか導入に踏み切れない企業も多いでしょう。
Loghyは、初期費用が30,000円、月額も32,500円から利用できるため、コストを抑えてシステムを導入できます。
ソーシャルログインはユーザと企業どちらにもメリットがある
ソーシャルログインは、OpenID ConnectやOAuthといった認証や認可情報を連携するための規格と各プラットフォームのAPIを利用して自社のウェブサイトにログインするための仕組みです。自社のウェブサービスやウェブアプリに導入することで利便性が向上し、ユーザと企業の双方がメリットを享受できるでしょう。
ただし、自社開発で導入する場合、エンジニアの確保や開発コストといったさまざまな障壁があります。Loghyは、複数のSNSアカウントに対応した機能を手軽に導入できるSNS連携サービスです。専任スタッフが導入まで徹底サポートしますので、まずはお気軽にご相談ください。
インキュデータ株式会社

- コラム編集チーム
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